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1oku.gif2006年04月27日

欧州CL - 準決勝2ndレグ

欧州CL準決勝 - 2ndレグ

 4月25日、26日に、欧州最高峰の戦いであるチャンピオンズリーグの準決勝2ndレグ、計2試合が行われた。この結果、今季の欧州CL決勝カードが決定している。優勝候補筆頭のバルセロナ(スペイン)は、経験豊富なACミラン(イタリア)を相手に2試合通して安定した試合運びを披露し、12季ぶり5回目の決勝進出を果たした。一方、1stレグで1-0の勝利を収めていた好調アーセナル(イングランド)は、強力な伏兵ビジャレアル(スペイン)のホームスタジアムで大苦戦するが、何とか0-0の引き分けをもぎ取り、クラブ史上初の決勝進出を遂げている。
 試合結果は以下の通り。左側が2ndレグのホームチーム。()内は2戦合計スコアと決勝進出チーム。


4/25

ビジャレアル 0 - 0 アーセナル ( 2戦合計0-1でアーセナルが決勝進出 )


4/26

バルセロナ 0 - 0 ACミラン ( 2戦合計1-0でバルセロナが決勝進出 )


 いずれの対決も1stレグが1-0、2ndレグが0-0、180分間で生まれたゴールは一つずつ、という結果になった。僅差のスコアが示す通り、内容は拮抗し、両チームが最後までバランスを崩すことなく戦っていたのだといえよう。リードされてもリスクを犯すことなく、ひたすら自分たちの戦い方で組み合っていたという印象を受けた。

 アウェイの1stレグでは消極的に見えたビジャレアルも、エル・マドリガルでは素晴らしいパフォーマンスを披露し、完璧に試合を支配することで、周囲へ180分間における彼らの戦い方の妥当性を示した。試合終了間際には、アーセナルファンにとって忘れてしまいたい後半の90分間になりかけたが、何とかドイツ人GKが救ったのだった。
 ビジャレアルの戦いぶりは疑いなく効果的で強力だった。動じることなく独自の姿勢を貫き通す精神力や団結力は求道的にさえ映る。しかし、ビジャレアルは欧州CLに初めて出場したクラブであり、アーセナルのほうはこれまで毎年のように挑戦していた。今回の対決で、勝利の女神はアーセナルに微笑むことを選んだようである。

 1stレグでホームゲームを落とし窮地に立たされていたACミランだが、カンプ・ノウにおけるバルセロナの実力は十分に理解していたということだろう。両チーム共に幾度かチャンスを得ることはできたが、いずれもゴールを割るまでには至らなかった。ACミランが攻守のバランスを崩すことはなかったので、バルセロナもなかなか隙を突くことはできない。
 このコンペティションにおける経験が豊富なイタリアの強豪は、無理に攻めてしまうとバルセロナの思う壺であるということをよく知っていた。一方、バルセロナも、現在の自分たち相手に、攻め込んでくるチームなどスペインはおろか世界中を探しても存在しないであろうことを認識している。結果的に驚くべきことは何も起きなかった。

 5月に決勝の舞台パリを訪れることができる2つのクラブが決定した。大会前からずっと優勝予想の筆頭に挙げられてきたスペインのバルセロナと、あまり下馬評の高くなかったイングランドのアーセナルの対戦になる。
 彼らには共通していることが多い。オーソドックスな4人のDF、3人のセントラルMF(そのうち一人はほぼ守備専業)、両サイドアタッカー、ワントップ、という配置は、現ヨーロッパの新しいスタンダードになりつつある。さらには、テクニカルな選手によるパスゲーム、スピード溢れるアタッカー陣、チームの纏まり、若さによる勢い、相手を完封する守備、など様々な要素が思い浮かぶ。
 言うまでもなく今大会でいまだ無敗の両者は決勝進出に値する。5月17日の決勝ではヨーロッパで最高のゲームが観られることを期待したい。

投稿者 kitamura : 2006年04月27日 10:03

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