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2006年01月17日
UEFA主催ファン選出ベストイレブン
uefa.comユーザー選出 2005年ベストイレブン
UEFAが運営するインターネットサイト「uefa.com」が、ユーザー投票による2005年のベストイレブンを発表した。2001年から開始され今回で5回目を迎える同投票には、150万以上の投票が集まったという。ポジション別の投票で、各ポジションの最優秀選手を決定。
ちなみに、各国の監督や主将が投票するFIFA年間最優秀選手と、ジャーナリストが投票するフランス・フットボール誌主催欧州年間最優秀選手をダブル受賞したバルセロナのブラジル代表ロナウジーニョは、今回の投票でも全選手中、最多の得票数を集めている。
クラブ別ではバルセロナ、チェルシー、ACミランから最多の3人ずつが名を連ねた。また、イレブンと監督の計12人は、いずれも欧州3大リーグと呼ばれUEFAランキングでも長年トップ3に君臨する人気リーグ(スペイン、イングランド、イタリア)からの選出となっている。
逆に国籍別でみると大きな偏りはなく、ブラジル、チェコ、スペイン、イングランドから2人ずつ、ポルトガル、イタリア、ウクライナ、カメルーンから1人ずつという選出になった。各ポジションの選出者は以下の通り。
GK:ペトル・チェフ(チェルシー)
堅守を誇るチェルシーの守護神が受賞。若さに似合わない安定感に加え、ときには難しいセービングもこなす新鋭GK。クラブでも代表でも着々と経験を積んでいる。長年、世界No.1ゴールキーパーの座に君臨していたオリバー・カーンの後を、これからブラジルのジーダやイタリアのブッフォン、スペインのカシージャスらと競っていくことだろう。完成度ではブッフォン、天才的なプレーではカシージャスに軍配が上がるが、2005年を通してのパフォーマンスではチェフの選出に異論はないはず。
CB:ジョン・テリー(チェルシー)
CB:カルレス・プジョール(バルセロナ)
イングランドとスペインの昨季王者で、今季も首位を走る2チームから、最後尾を任されているテリー、プジョルが選出。クラブの生え抜き選手であり、主将も務めているなど、共通点が多い。現在の欧州サッカー界で快進撃を続けるチームの象徴的存在であるといえよう。プレー面では、ボディーコンタクトに秀でた闘争心溢れるプレーが特徴であり、ディフェンダーとしてまだ成長が期待できる年齢であるという点も共通している。ちなみに、このポジションの有力選手は、他にチェルシーのポルトガル代表リカルド・カルバーリョやリバプールのイングランド代表キャラガー、ユベントスのフランス代表テュラム、イタリア代表カンナバーロ、バイエルンのブラジル代表ルシオ、ACミランのイタリア代表ネスタらがいる。
RSB:カフー(ACミラン)
ブラジルの大ベテランが選出。このポジションでは圧倒的な実績を誇るが、今回はライバルがいなかったからともいえる。レアル・マドリードのサルガド、チェルシーのパウロ・フェレイラ、バイエルンのサニョルらが対抗馬だが、実際、攻守のバランスではカフーより彼らのほうが優れている。しかし攻撃におけるインパクトで、いまだカフーのそれは群を抜いている。昨季、チームが無冠に終わったことはそれほど影響しなかったようだ。ちなみに、カフーに次いで票を集めたのも、同じく攻撃的なサイドバックであるバルセロナのベレッチであった。
LSB:パオロ・マルディーニ(ACミラン)
こちらもカフー同様に現時点でのパフォーマンスや昨季のタイトルではなく、実績が評価されたようだ。そもそも現在、マルディーニはセンターバックを務めているのだから、不可解な選出になってしまっている感は否めない。今まで不動の地位を築いてきたこのポジションの大御所ロベルト・カルロスの不調や、アシュリー・コール、ザンブロッタ、デル・オルノといった後継者たちのインパクト不足もあるが、それらが左サイドバックとしてのマルディーニ選出を肯定するものではない。
CMF:スティーブン・ジェラード (リバプールFC)
昨季の欧州王者リバプールの主将が選出。このポジションは激戦区で、守備的なミッドフィルダーを中心に、サイドやゴール前を主戦場としないミッドフィルダー全般が含まれることになった。例えば、チェルシーで明らかに違う役割を担っているランパード、エシエン、マケレレは、全員がこのポジションに入るだろう。ちなみに、イングランド代表でコンビを組むジェラードとランパードが、1位、2位を占めた。他には、彼らに次ぐ票を集めたバルセロナのシャビなど、ハイレベルな選手が集う最激戦区になったといえよう。各国内リーグ優勝に大きく貢献しているチェルシーのマケレレ、ユベントスのエメルソン、バイエルンのバラックらはノミネートにも入っていない。
RMF:ルイス・ガルシア(リバプール)
昨季の欧州王者リバプールから、いくつもの貴重なゴールが記憶に新しいスペイン代表ルイス・ガルシアが選出。右サイドだけでなく中央や左サイドでも仕事をし守備までこなすユーティリティー・プレイヤーで、いわゆる純粋なウィンガーではない。同じスペインのホアキンやポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドらと違い遅咲きの選手だが、今季はリバプールの欧州CL優勝やスペイン代表のW杯出場に大きく貢献した。ベニテス監督率いるリバプールにとって不可欠な選手の一人となってる。
LMF:パベル・ネドベド(ユベントス)
昨季のイタリア王者ユベントスから唯一の選出となったのがチェコが誇るMFネドベド。左ミッドフィルダーのカテゴリーなので、オランダ代表ロッベンら対抗馬の多くはウィング・タイプの選手だが、ネドベドは主に左寄りの中央で攻守に貢献するダイナモ的なプレイヤー。近年、ベテランの域に入り怪我は増えたが、プレーの質ではいまだ成長を見せている。今回、本人と票を争ったマンチェスター・ユナイテッドの韓国代表MFパク・チソンがこれから目標とすべき選手だといえよう。
OMF:ロナウジーニョ(バルセロナ)
全選手中で最多となる9万0295票を集め、ロナウジーニョが堂々の選出。このポジションには同じバルセロナのポルトガル代表デコやACミランのブラジル代表カカがいたが、ロナウジーニョは攻撃的ミッドフィルダー部門で72%に上る票を獲得した。次点だったカカの得票率は13%にも満たない。しかし有力なライバルが、同じクラブや代表で共にプレーしている選手ばかりであったというのも皮肉であろう。現代サッカーにおけるポジション分類の難しさや無意味さを実感させられる。
FW:サミュエル・エトー(バルセロナ)
FW:アンドリー・シェフチェンコ(ACミラン)
スペインはバルセロナでゴールを量産し続けているカメルーン代表エトーと、ACミランとウクライナ代表を牽引するシェフチェンコが選出。2001年開設以来、4年連続で選出されてきたアーセナルのフランス代表ティエリ・アンリが初めて落選している。とはいえ、上位の得票率は1位のエトーが22.07%、2位のシェフチェンコが17.77%、3位のアンリが17.38%で、入賞まではフォワード部門全体の0.4%にあたる僅か1000票の小差であった。他には昨季、プレミア・リーグを制したチェルシーのコートジボアール代表ドログバ、セリエAで優勝したユベントスのスウェーデン代表イブラヒモビッチ、ビジャレアルでリーガ・エスパニョーラ得点王に輝いたウルグアイ代表フォルラン、インテルに所属するブラジル代表アドリアーノらがノミネートされていた。
監督:ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー)
昨季、イングランドのプレミア・リーグでチェルシーに50年ぶりの栄冠をもたらしたポルトガルの名将ジョゼ・モウリーニョが選出。以下、モウリーニョと僅差で、リバプールを欧州王者に導いたスペイン人監督ラファエル・ベニテス、バルセロナでリーガ・エスパニョーラ優勝を果たしたオランダ人監督フランク・ライカールトが続き、PSVアイントホーフェンとオーストラリア代表を兼任しどちらでも結果を残しているオランダ人監督フース・ヒディング、UEFAカップを制したCSKAモスクワ監督バレリ・ガザエフという順になっている。ちなみに、モウリーニョ監督はこれで3年連続の受賞となった。
投稿者 kitamura : 2006年01月17日 13:49
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