2005年12月03日
スペイン
シャビが練習中の怪我によって6ヶ月の離脱
リーガ・エスパニョーラで連覇を目指すバルセロナと8大会連続ワールドカップ行きを決めているスペイン代表に激震が走った。両チームの中盤でレギュラーを張るMFシャビ・エルナンデス(25歳)が12月2日の練習中に負傷し、全治6ヶ月と診断されたという。
なお、すでにバルセロナは同じ中盤のファン・ボメルを、スペイン代表はエースのラウールをそれぞれ数ヶ月の怪我で欠いている。
シャビは2日午前に行われたチーム練習の最中、雨によってぬかるんだグラウンドに足を取られて転倒し、そのままバルセロナ市内の病院に運び込まれた。
複数に渡る診断の結果、負傷した右膝の症状は前十字靱帯の断裂と判明。全治6ヶ月の重傷であるという。
シャビは、バルセロナにおける今季中の復帰が絶望的となっただけでなく、スペイン代表としてのワールドカップ出場も危ぶまれることとなった。
1980年生まれのシャビはバルセロナ・カンテラ出身の25歳MF。技術と運動量を兼ね備えたゲームメイカーで、躍進する近年のバルセロナにおいて心臓部を担っている。最も替えの利かない選手の一人であり、昨季は国内リーグ38試合中36試合に出場し、チームの優勝に大きく貢献。今季もすでに公式戦20試合中18試合(国内リーグ:12、国内スーパーカップ:2、欧州CL:4)でスタメン出場を果たしている。
ちなみに、昨季の欧州CLで対戦が決まったとき、チェルシーのモウリーニョ監督は最も警戒しなければならない選手としてシャビの名を挙げていた。
スペイン代表としては若い世代から活躍し、1998年にU-21欧州選手権優勝、1999年にワールドユース優勝、2000年シドニー五輪で準優勝、と素晴らしい実績を積み重ねている。
現在25歳となり年齢的にも、そろそろA代表でのタイトルが期待されていただけに、2006年ワールドカップ欠場ともなれば悔やんでも悔やみきれないタイミングの大怪我となった。本人にとっても、バルセロナにとっても、スペイン代表にとっても悪夢以外の何物でもないはずだ。
シャビと同ポジションの選手だと、バルセロナにはオランダ代表ファン・ボメル、スペインU-21代表イニエスタ、元スペイン代表ガブリらがいるが、代役候補として最有力であるファン・ボメルは現在負傷により離脱している。
スペイン代表にはイングランドのリバプールに所属するシャビ・アロンソ、国内のエスパニョールに所属するデ・ラ・ペーニャ、バレンシアのバラハ、ベティスのリベラ、デポルティーボのセルヒオといった選手たちがいる。代表未招集の選手では、イングランドのアーセナルに所属するセスク、エバートンのアルテタらにも可能性があるかもしれない。
こちらは優れた選手が多く層も厚い。しかし、逆に考えれば、これだけの選手たちを相手にして不動のスタメンを維持していたシャビの存在の大きさを再認識させられるということになるだろう。
投稿者 kitamura : 2005年12月03日 03:19
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