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【優勝国】ブラジル
【予選出場チーム】145
【本大会出場チーム】24
サッカー未開の地、アメリカ合衆国での開催。ヨーロッパと中南米以外の地域で開催された初めての大会なので、不安視される要素がいくつもあった。
結局、観客の動員には成功したが、移動距離の長さや、ヨーロッパのテレビ中継に合わせた日中のキックオフなどで、各チームはサッカーとは別の部分で苦しんだというのも事実だろう。前回大会ほどではないにしても、猛暑の中での試合が多かったので、技術よりもタフさや狡猾さがモノを言う展開が多くなっている。
しかし、そんな中、華奢な体から誰よりも強烈な輝きを放ったのが優勝国ブラジルの悪童ロマーリオと準優勝したイタリアの至宝ロベルト・バッジョという二人の天才たちであった。
伏兵ブルガリアをベスト4に導き得点王にもなったストイチコフの活躍、42歳ロジェ・ミラのワールドカップ最高齢記録となるゴール、薬物検査に引っかかり途中で大会を追われたアルゼンチンの英雄マラドーナ、オウン・ゴールを入れてしまったコロンビアのエスコバルが帰国後に射殺された事件など、良くも悪くもエキセントリックな話題の溢れた大会だったといえる。
ちなみに、有名な「ドーハの悲劇」で日本が出場を逃したのはこの大会である。