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【優勝国】西ドイツ
【予選出場チーム】114
【本大会出場チーム】24
当時、世界最強リーグを誇っていたイタリアでの開催ということもあり、期待は高まった。実際、この大会を彩るはずの多くのスター選手はセリエAでプレーしていた。
決勝で敗れたアルゼンチンのマラドーナ、王国ブラジルのカレカは共にナポリで、優勝した西ドイツのマテウス、ブレーメ、クリンスマンはインテルミラノで、その西ドイツに敗れたオランダのファンバステン、フリット、ライカールトはACミランで、それぞれ中心選手としてプレーしていたのだ。
準決勝でマラドーナの前に屈した地元イタリアには若きロベルト・バッジョ、スキラッチ、バレージらがいた。
セリエAでプレーするスター選手以外にも、イングランドはリネカー、ガスコイン、ブライアン・ロブソン、スペインはブトラゲーニョ、ミチェル、マルティン・バスケスら自国のスターたちをそれぞれ引き連れてきた。他にもカメルーンのロジェ・ミラ、ユーゴスラビアのストイコビッチといったように好タレントには事欠かない大会だったといえる。
しかし、終わってみれば守りを固めた退屈な試合とPKの多い期待外れの大会だったといわれることが多いのは残念なことである。とりわけ、満身創痍の英雄マラドーナがイタリア国民のブーイングを浴びる中、西ドイツがPKでの1点を守りきった決勝戦は「史上最低の決勝」とさえいわれている。